脱毛後にお風呂に入るときの注意点

クリニックの医療レーザー脱毛の場合も脱毛サロンで脱毛した場合も、必ずと言って良いほど当日はお風呂に入らないように言われます。

それぞれのクリニックやサロンによって、理由は異なりますが多いのは下記のような説明です。

★体温が上昇することで熱がこもり肌トラブルに
★施術当日は安静を心がけ湯船には入らずにぬるめのシャワーのみにする
★肌を温めることで炎症が長引く可能性があるので当日はシャワーのみにしてお肌を温めない

冷やすことが大事

医療レーザー脱毛や脱毛エステの脱毛はほとんどの場合、強い光を照射して毛根を破壊する仕組みです。
高温の熱で軽いやけどを負ったような状態になっています。

ですからサロンやクリニック内で肌を冷やしたり、帰宅してからも再度冷やすように説明を受けたりします。
熱を持った肌が炎症を起こさないようにするには、なるべく冷やして温めないようにすることが大切です。

飲酒もNG

ですから入浴でお肌を温める以外にも、飲酒もNGと言われます。
飲酒も体内の血行が良くなるため、お肌が炎症を起こしやすい状態になることが考えられます。

⇒ 脱毛の前後で飲酒はだめなの?

脱毛当日はぬるめのシャワーでサッと流す程度にとどめましょう。

雑菌が炎症の元に

当日にお風呂に入らないように促される理由の一つに、湯船の雑菌が挙げられます。
お湯張りをした直後でも雑菌は少なからず存在しますが、追い炊きをすると風呂釜からも雑菌が出てきます。
風呂釜を定期的に洗浄しても、なかなか洗いきれない部分ですので少なからず雑菌の温床になっています。

さらに一晩放置して追い炊きした場合、雑菌が非常に多く繁殖しています。
大人二人が入浴して翌日追い炊きをした場合、およそ25万個もの雑菌が繁殖すると言われています。

 

脱毛後のお肌はデリケートな状態なので、炎症や化膿などの肌トラブルを起こすリスクが高まっています
自分で見ても気が付かないような小さな傷が無数についている状態なので、雑菌にさらされるのは肌トラブルのリスクが上がってしまうのです。

カミソリで自己処理をした時に、炎症を起こして赤くなったりかぶれた経験がある方もいると思います。
傷ついたお肌は一時的にバリア機能が低下して、通常は悪さをしない常在菌が入り込み炎症やニキビに似た症状の毛嚢炎を起こす場合があります。

クリニックやサロンの脱毛も見た目にはあまり感じなくても、肌ダメージを受けているのでなるべく肌へ悪影響が及ばないようにしましょう。

脱毛を受けた日のお風呂はダメ?脱毛後のお風呂はいつから入れるの?

当日も軽くシャワーで流す程度ならOKですが、お風呂に入ってよいのはいつからなのでしょうか。

基本的に熱を持ったりしていなくて、赤みもなく肌の調子が良ければ、翌日から入浴しても大丈夫です。

 

お肌の調子が悪くないと感じても、最初はぬるめのお湯にサッと浸かる程度にしましょう。
徐々にいつものお風呂の温度に近づけていく感じで、慣らしていくのがお勧めです。

脱毛後にトラブルがある場合

もしまだ赤みが引いていなかったりかゆみがあるなど、何らかの肌トラブルを感じた場合は要注意です。
必ず施術を受けたクリニックや脱毛サロンに問い合わせをして、状態を伝えた上で確認をしてから湯船に浸かるようにしましょう。

脱毛翌日は赤みも取れて良い状態に感じても、まだお肌の調子が完全に戻っているわけではありません。
ですからあまり無理をしないように3日程度は、お肌の調子に気を付けて過ごしましょう。

顔脱毛も体温j上昇はNG

顔脱毛なら湯船に浸からないから、特に気をつけなくても大丈夫じゃないかと思う方もいるかも知れません。
湯船に浸からない部分でも、血行が良くなることで炎症を起こす場合があります。
ですから脱毛した部位に関係なく、お風呂の際には細心の注意を払いましょう。

脱毛後に温泉入ったけど大丈夫?

旅行気分でつい楽しくて開放的になって、羽目を外したくなりますよね。
温泉なら美肌効果もあるっていうし、大丈夫?と考える方もいるかも知れません。

でも温泉はもちろん、岩盤湯やサウナなどもやめておいた方が良いですね。
紫外線が当たらず水温も熱くない屋内プールでも、やはり避けた方が良いでしょう。

不特定多数の人が出入りする温泉や銭湯などは、雑菌が多く不衛生な場合も多いです。
家庭のお風呂よりも湯温が高いことも多く、体温が上昇してお肌へのダメージも考えられます。
多くの人が出入りする温泉や銭湯、岩盤浴などは、脱毛してからおよそ1週間程度は控えた方が良いでしょう。

もしも温泉で湯船に浸かっている最中に、脱毛したばかりだったことを思い出したらどうすれば良いでしょうか。
その場合はただちに湯船から出て、人肌よりぬるめのシャワーで流しましょう。

身体が温まっているようでしたら、脱毛した部位を冷やすのがお勧めです。
体全体が温まってしまった場合には、わきの下などの太い血管が通っている部分を冷やすと体全体が冷えやすいです。

脱毛当日は飲酒もNGですから、温泉に行ってつい羽目を外しすぎて、肌トラブルを起こさないように注意が必要です。

脱毛後にシャワーを浴びる際の注意点は?

まだお肌が熱を持っている状態ですので、ぬるめのシャワーをサーッと浴びる程度がお勧めです。
湯船に浸かったり熱いシャワーを浴びると、体が熱を持ってお肌からより多くの水蒸気が蒸発していきます。
とてもお肌が乾燥しやすい状態になるため、脱毛後のお肌へのダメージの原因になります。

特に脱毛当日は、お肌に刺激を与えないことが大切です。
ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うことも避けましょう。

シャワーや手を使って素洗いにとどめるか、よく泡立てた泡で優しく洗う程度にしましょう。
ボディーソープや石鹸を、脱毛したお肌に直接つけてから泡立てるのも肌への負担になります。

泡立てネットなどを使ってしっかり泡立ててから、手に取って優しくなでる程度にしましょう。
シャワー後は吸収の良い清潔なタオルで、押すような感じで体についた水滴を取り除く感じで拭きます。
タオルで擦って拭くと摩擦でお肌が傷むので注意が必要です。

また、前日から使いまわしの雑菌の付着したタオルなどを使わないように注意しましょう。

脱毛した日にエッチしても大丈夫?

脱毛当日にしてはいけないことの中には、入浴や飲酒の他に性行為も含まれています。

普段なら欠かせないスキンシップでも、肌の摩擦は脱毛した部位に炎症を起こす原因になります。

旦那さんや彼氏のひげ面で頬ずりをされたら、顔脱毛後では無くても真っ赤になってヒリヒリすることもあるかも知れません。
脱毛後ならなおさら、お肌が敏感になっていて炎症を起こしやすい状態です。
最低でも脱毛した日から3日くらいは、エッチをしないようにしましょう。

脱毛をしてきた話をすると、男性はその流れで誘って来やすくなるかもしれません。
ですからなるべくなら彼氏や旦那さんに、事前に脱毛後数日はエッチNGと説明しておくとよいかも知れませんね。

特にvio脱毛をした際には、肌トラブルを起こさないように注意が必要です。
vioはデリケートゾーンとも呼ばれていますが、とても繊細な部分です。
脱毛をしてからムダ毛が抜けるまでの数日間は、お肌に毛が当たるとチクチクします。
ムダ毛が抜け落ちた頃には、お肌の調子も回復しているのでそれまでは避けた方が良いでしょう。

脱毛の施術前後は、普段よりもお肌をいたわるような生活が必要です。
お肌にNGなことをしっかりと理解して、脱毛に慣れてきた頃に「ちょっとくらいなら平気だよね」という油断は、くれぐれもしないようにしましょう。