医療レーザーで顔脱毛をすればシミ取りもできる?

脱毛は強い光を照射するので、シミが濃くなったりしないかと不安を感じる方もいるでしょう。
医療レーザーの光には、シミの元になる紫外線は含まれていませんので心配は不要です。
例えば医療レーザーマシンの代表格であるアレキサンドライトで顔脱毛をすると、二次的にシミを取り除く効果も期待できます。
同じような光を照射するシミ取り治療に、ルミナス製のフォトフェイシャルがあります。
脱毛に使うアレキサンドライトとルミナス製フォトフェイシャルの違いは、光の波長や照射範囲です。
もしもシミ取りをメインに考えるなら、ルミナス製のフォトフェイシャルの方が向いています。
でもアレキサンドライトなどの脱毛をメインに考えた医療レーザーマシンでも、似たようなシミ取り効果を期待することは可能です。
医療レーザー脱毛で用いられるレーザー光の波長は、単一で一回の照射で一カ所に集中して届きます。
毛穴にピンポイントで照射されるからこそ、脱毛効果がとても高いことで知られています。
シミ取り専用マシンのような広範囲に対する照射ではありませんが、シミにも効果が期待できるのです。
脱毛をメインで考えていて、副産物的にシミが消えたらいいと考えているのであれば、効果は十分に期待できるでしょう。
日常のスキンケアでは、どんなに頑張ってもシミを取り除くことはできませんので、顔脱毛と一緒に悩みを減らせるのでとてもお勧めです。

顔脱毛を医療レーザーで施術するとシミが濃くなるって本当?

医療レーザーで顔脱毛をしたら、以前よりもシミが濃くなるという話を聞いたことがありませんか。
確かに強い光を当てるので、レーザーのカラクリを知らなければ、なんとなくシミに悪影響を及ぼしそうだなという印象を受けてしまいます。
シミの大きな原因になる紫外線も光の一種ですよね。
だからこそ光を照射される医療レーザー脱毛でシミが悪化すると考えるのは、信ぴょう性がありそうにも感じますよね。
でもシミが濃くなるのは一時的なもので、レーザー脱毛から時間が経つとシミは薄くなって消えていきます。
仕組みは医療レーザーの光で肌のターンオーバーが促進されて、深部にあったシミが表面に押し出されることが原因です。
ですから一時的にシミが濃くなったり、気が付かなかったシミまで浮き上がってきて驚いてしまうかも知れません。
お肌の生まれ変わりと共に色が濃いシミなら、かさぶたになって剥がれ落ちます。
また薄いシミなら、お肌のターンオーバーと共に、浮かび上がった後に自然に消えていきます。
シミは紫外線を浴びてすぐにできる訳ではなく、お肌の内側に何年分も蓄積されています。
その隠れたシミが医療レーザーで一旦は浮かび上がり、ひどくなったように見えてしまいます。
これから良くなる段階なのですが、濃くなったと勘違いした結果、間違ったうわさが流れる元にもなっているかも知れませんね。
医療レーザーで顔脱毛をして、シミが消えたり薄くなることはあっても、最終的に濃くなってしまうことはありません。
むしろシミが薄くなったことが嬉しい誤算で、顔全体が明るくなって美白効果を感じたという女性の感想も多いです。

肝斑があっても医療レーザーによる顔脱毛は施術可能?

肝斑とは両ほほ骨に添って、もやっとした感じで現れるようなシミを言います。
結論から言いますと専門の医師が肝斑だと診断した場合は、肝斑の部分には医療レーザー脱毛はできません。
最も肝斑が出やすいのは30代~40代の人で、アンケートでは3人に1人は肝斑と思われるシミを持っているとも言われています。
症状は50代後半まで続き、閉経と共に自然に薄くなったり消えたりすることも多いです。
高齢者ではほとんどの人が、肝斑を発症しないと言われています。
特徴は左右に同じような形に、輪郭がぼやけた感じで広範囲にできることです。
原因は紫外線だけではなく女性ホルモンも関係していて、妊娠やピルを飲んだことが原因で起こる場合もあります。
ですから紫外線が原因のシミと、肝斑は根本的に異なります。
肝斑の治療には、レーザートーニングという専用のマシンを使って行います。
また飲み薬を使ってトラネキサム酸を服用することが、肝斑の治療に役立ちます。
女性ホルモンなどの体の内側からの影響が大きいですが、紫外線を浴びることで濃くなるので紫外線対策をしましょう。
医師がカウンセリングをした際に、肝斑の症状がある場合には、肝斑が出ている範囲には医療レーザー脱毛の施術はしないのが基本です。
肝斑の部位を避けて医療レーザー脱毛の施術を受けることは、医師の診断にもよりますが基本的には可能だと思われます。
もし症状があるようでしたら、まずは顔脱毛より肝斑治療から始めるのがお勧めです。

顔脱毛と同時にシミ取りもできるって本当?

美容クリニックに通うとなれば、脱毛を終えるのを待ってシミ取りをするのは時間がかかってしまいます。
同時に本格的なシミ取りもできれば、ムダ毛もシミも無くなって一気にきれいなお肌になれますよね。
美容クリニックでは顔脱毛をしながら、本格的なシミ取りをしてもらうことも可能なのでしょうか。
顔脱毛をすることで副産物的にシミ取り効果も期待できますが、それだけではなく本格的な顔脱毛も同時に施術をしてもらうことも可能です。
美容クリニックなどでは、レーザーとIPLの2種類の波長の違う光を利用した、顔脱毛とシミ取りを同時に施術してくれるコースもあります。
例えばレーザーで8割程度の毛を処理してから、ルミナス製のフォトフェイシャルに切り替えることもできます。
最初は目立つ太い毛を脱毛していき、終盤ではIPLで産毛を処理しながらシミも薄くしていく流れです。
顔脱毛をレーザーで施術している際に、どうしても脱毛しきれないムダ毛は、IPLで処理することもあります。
波長の違うタイプの光を照射することで、まんべんなく脱毛が可能です。
ですから波長の違うレーザーとIPLを使った、顔脱毛とシミ取りを同時進行で行うことは可能です。
毎回の施術間隔を数週間空ければ、並行して行っても特に問題はありません。

顔脱毛をしてトラブルが起きるリスクはある?安全性について

アレキサンドライトなどの医療レーザー脱毛は強い光を照射するため、顔脱毛後に軽いやけどのような熱を持った状態になります。
帰宅後もほてりが出る場合がありますので、保冷剤等で冷やすことが推奨されています。
またシャワーを浴びる際にも、擦り洗いはせずにシャワーで軽く流す程度にしましょう。
レーザー脱毛は医療機関での施術なので、軟膏などのお薬を処方してもらえるケースもあります。
安全な施術を行っているクリニックがほとんどですが、中にはやけどを起こしてトラブルに発展するケースも稀にあるでしょう。
顔は特に全身の中でも一番目立つパーツなので、安全性には気を付けたい部分です。
医療レーザー脱毛は脱毛法の中では、最も効果が期待できますがクリニック選びは慎重に行いましょう。
今までも施術中にひどいやけどをして、顔全体の毛穴が赤くなる症状が起きた事例もあります。
訴訟の話に発展するケースもありますので、評判の良いクリニック選びはとても大切です。
顔の毛の脱毛はエステサロンでは効果が出にくい場合もありますが、医療レーザー脱毛なら最も効果を得やすいです。
火傷などのトラブルになるリスクを減らすためには、信頼できる評判の良いクリニックを選びましょう。